俺とゲーム 5.エレメカ

 

第3回で山のぼりゲームを扱ったが、その時にこんなものを見つけた。

山のぼりゲーム1981(日本語ver.ネット限定)

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山のぼりゲームTシャツ。誰が着るんだ、誰が。

こういうセンスは嫌いじゃないが。

 

また、こんなブログも教えてもらった。

大阪・阪神百貨店梅田本店 屋上遊園 (レトロゲーム機) | 全国ノスタルジー探訪

さすが魔都大阪、他の地域とは時間の経ち方が違う。

 

 

ということで、今回は色々なエレメカの話をしようと思う。

もちろんみんなが知ってるあれも出てくるぞ。

 

1.ジャンプアップ (こまや)

http://www.geocities.jp/gamehouse_grindcrusher2/elemecha_6.htm

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お金を入れると左側のランプが作動。

下のボタン?をぶっ叩いてそのランプのところぴったりに役物を止めればおめでとう、景品が出てくる。ボンタンアメ

適当にぶん殴ると一番上まですっ飛んでいって終わりなので、かなり微妙な力加減が必要なゲームだった。

初めてやったときは小学校入学前で、下のボタンを何度ぶん殴っても一番下までも届かず諦めて放置した記憶がある。

 

2.ジャンピングラリー (こまや)

http://www.geocities.jp/gamehouse_grindcrusher4/gamecenter_70_10.htm

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パチンコの要領で玉を弾き、玉が入ったポケットの数字分だけ進んでいきゴールを目指すゲーム。

これもゴールしたらボンタンアメが出てきた。

慣れていれば狙いをつけやすいが、だいたい肝心な所でミスってアウトに入ってしまう。

そういう勝負弱さは幼少時から健在だったと思うと非常に残念な人生である。

 

3.国盗り合戦 (コナミ)

http://www.geocities.jp/gamehouse_grindcrusher/ElemechaMachine_02.htm

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おなじみのエレメカ

ルーレットで出た目と姫や坊主といった絵柄の組み合わせで進む数が決定される。

プレイしたことがある人ならわかると思うが、このゲームは昔のエレメカのお約束「インチキ」を存分に体感できるゲームだ。

いいところまで行くとドクロマークが出現して一発でゲームオーバーになるという様式美は日本中のの小中学生を怒らせたり嘆かせたりしていた。

自分はといえば、どこでドクロが出るかを当てっこして遊んでいた。

完全に世の主流から外れたひねくれた子供である。

ゲームは教育に悪いということがはからずも実証されてるのではないだろうか。

 

4.ミニドライブ (関西精機製作所)

http://www.geocities.jp/gamehouse_grindcrusher2/elemecha_14.htm

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実際にミニチュアの車を操作して遊ぶドライビングゲーム。

1980年以前にはこのように実際に車を操作するドライビングゲームが人気で、俺が一番最初にプレイしたドライビングゲームもそういった種類のゲームだった。

名前は覚えていないが、海外の製品だったことだけは覚えている。

このミニドライブ、見ての通りハンドルがでかい。子供が操作するにはかなり不便な作りである。

そしてゲーム画面、というか動いている場面が非常に見づらい。

かなり上の方から覗きこむように見ないと一体何が起こってるのかすらわからない。

おそらくはある程度上の年齢がターゲットのゲームだと思うのだが、俺は幼少時にこのゲームをやっていた。なぜなら踏み台が用意してあったから。

いたいけな子供まで毒牙にかけるとはなんて恐ろしいゲームコーナーだったんだ、イトーヨーカドー

 

5.おしゃべりオーム (カトウ製作所)

http://www.geocities.jp/gamehouse_grindcrusher/ElemechaMachine_01.htm

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「オハヨーオハヨー、コンニチハコンニチハ」と叫びまくる凶暴なオウム。

その声量はゲームコーナーの隅々まで響き渡り、その声に惑わされたプレイヤーが凡ミスを繰り返したとかしないとか。

このゲームの凶悪なところはその声量だけではなく、そのゲーム性にもあった。

ルールは単純明快、回転するランプをボタンで止めて赤い部分に止まればはいおめでとう、景品が出ます。ボンタンアメ……ではなかった、これは。

景品は筐体内部に見えるよくわからないおもちゃが入ったカプセル。

スーパーカー消しゴムのパチモンみたいなのが平気で出てくる様はまさに外道といったところだが、このクソオウムはそんな景品でさえも簡単には渡そうとしない。

どれだけ正確に目押しをしても止まらないのだ、当たりにランプが。

ズルっとすべってはいハズレ、手前にビタっと止まってはいハズレ。

昭和のインチキエレメカの王道を行くその佇まいはそのかわいい外見とは裏腹に子どもたちを失意に追い込む悪魔のマシンだったのだ。


おしゃべりオーム:デモ (エレメカ) - YouTube
おしゃべりオーム:プレイ (エレメカ) - YouTube

当たってるし……。

 

他にも語りたいエレメカは山ほどあるのだが、今日はこの辺で。

 

 

画像はこちらから拝借しました。

GRIND CRUSHER

こちらの本にはいろいろなエレメカの話が載っています。

まだある―今でも遊べる“懐かしの昭和”カタログ 遊園地編 (大空ポケット文庫)

まだある―今でも遊べる“懐かしの昭和”カタログ 遊園地編 (大空ポケット文庫)