実録・連合赤軍 あさま山荘への道程見た

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

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ただし途中から。


山岳ベース事件とかあさま山荘事件は知識としては知ってたけど、映像としてみるとだいぶイメージが違う。
特にあさま山荘事件は今まで警察側から見た話しか知らなかったので、犯人側から、内部からの映像描写は新鮮だった。
山岳ベースでの総括は「こいつら完全にキチガイだわ」という印象。
文章で読んでも相当なものだけど、映像になるとかなりきつい。
あさま山荘事件に関しては山荘管理人の女性とのやり取りとか、加藤三兄弟の末弟の心の叫びとか、そういう「警察との戦い」以外の部分がよかったですね。
やれ放水だのやれ鉄球だのやれカップラーメンだのということしか頭に浮かばないのは損だよな、こういうの見ると。


見たあとにいろいろ調べてたんだけど、上で触れた加藤三兄弟の末弟次兄、加藤倫教氏は現在は農家をやりながら自然保護のボランティア活動をしているそうで。
すっかり普通のおじいちゃんですな。
生産者紹介 (一番上)
好きな言葉が「自省、自制」ってのは総括に通ずるものがあるのかな、なんて考えたりもしますが。


で、見終わった後に知ったんだけどこの映画、クライマーズ・ハイと同じ年の公開なのな。
なんで同じ年にこういう作品が固まるんだろうか。
別にいいんだけど。


なんかもう「突入せよ! あさま山荘事件」は見なくてもいいんじゃないかって気分になってきた。
若松孝二作品が見たい気にもなってるし。
「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」なんて興味アリアリだし。
あとは「水のないプール」とか。


映画って面白いんだな、今更ながら。