「キャビン」を観た

いろんな人に勧められるので観た。


でまあ特に知識なしで軽い説明だけ見て本編観るわけですよ。
んでだいたいその通りに進むわけですよ。
若者が週末人里離れた別荘に行って遊んでたらワーッてなってキャーッてなって終わりみたいな。
途中まで本当にそんな感じなんでおいおいB級ホラーじゃねえかみたいなこと思ってたんですよ。


でも変な施設のおっさんたちが出てきてなんかおちゃらけた雰囲気出してるんですよ。
それと並行してホラーパートが進行していくから、なんかギャグ見てんのかホラー見てるのかわからなくて中途半端に感じたのよ。
まあ会話の中にいろいろ気になるワードがあって、それでこの施設が何らかの宗教的儀式をやってるんじゃないかみたいなあたりはついたんだけど。


それでその殺人儀式ゲームみたいなのが終わるところで「えっ、これ面白いの?」というわりとクリティカルな気持ちになりまして。
でもなんか映画自体の時間はまだあるわけですよ。
でもここからなんかあっても俺の中で評価そこまで上がらないだろと思ったらあれですよ、墓。
墓の場面から完全に予想を裏切るというか「そういう話にしていくの!?」みたいな。
それでいろいろなギミックとかおっさんたちが何者なのかとか、なんなら「キャビン」というタイトルの意味とかもわかって「なるほどね~」みたいな独り言を連発してしまった。
なるほどね~。


で、過去泣く映画じゃないのになぜか泣いてきた俺ですが、今回もちょっと泣いてしまった。
なんていうか最後のシーンの手前ぐらいから「これで終わっちゃうのか……」みたいな気持ちになって。
映画が終わると言うか、まあ終わるわけですよ、今まで見てきたものが。
それでなんか悲しくなっちゃってね。
究極の選択みたいなのも出てきてね、そっちを選ぶのはしょうがないけど俺的には選ばないでほしい、みたいな。
どっち選んでも正解だけど、この辺は人によって違うんでしょうな。
俺はやめてほしかったですね、結果的にはやめたことになったんだけど。


いや、いい作品でしたよ。
最初どうなることかと思ったけど、どうなることかと思わせる感じだったからこそ終わりが良かったとも言えるし。
あと「こいつ絶対最後に物語の鍵握るやつだろ」っていうやつがいて、そいつが結構早めに退場したときに「まだまだ俺の映画力足りてないな」と思ったんだけど、その後の展開で「俺もなかなか捨てたもんじゃないな」と思いましたよ、ええ。


あと、個人的には京都の小学生がなんであんな事になって最終的にあんな事になったのか説明してほしい。
むしろあれで映画作れ。