ぷりぷり県 (1) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)
- 作者: 吉田戦車
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/09
- メディア: 単行本
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子供の頃から総天然色の夢を見ていると言ったら驚かれたことがある。
自分にとっては白黒の夢のほうが驚きに値することなんだが。
ちょっと調べてみたら「感受性が優れている人や、精神状態が不安定な人は色付きの夢を見る」と書かれていた。
前者であってほしい。
それとはまた別の話なんだが、俺は悪夢と呼ばれるものを殆ど見ない。
ゼロではないが、基本的に見ない。
で、それはなぜかと考えてみたんだが、結局のところ「全部の夢が楽しい」という幼稚園児みたいな結論に落ち着いてしまった。
だってしょうがないじゃん、楽しいんだもん。
悪いことが起こる夢は色々見るんだよ。
遅刻する夢とか試験に失敗する夢とか留年する夢とか。
でもそれを楽しんでる俺がいるんだよ、夢の中に。
遅刻したらしたで「どうせ遅れるんだったら寄り道でもするか」と変な場所に行ってしまうし、試験に失敗したら「やべー失敗しちゃった。じゃあなんか他の試験受けるかー」とか言って変な試験探してきたりするし。
昨日見た夢は、大学入試の願書を出し忘れた俺に友人がいろんな入試の情報を持ってきてくれる夢だった。
受験科目が日本史と体力測定という謎の大学の願書があったが、多分足軽を養成する大学なんだと思う。
留年する夢に至ってはすでに定番にまで昇華してて、下級生に俺は何回目の3年生だとか自慢したり自分は実は留年しているのだという秘密があることに誇りを持っていたり、挙げ句の果てには卒業後また同じ高校に入学してまったく同じ高校生活を送ってはや5ループ目みたいなすでに何をもって留年としているのかわからない夢まで見るようになっている。
ぷりぷり県に一生卒業しない高校生が出てきたが、あれの影響なんじゃないかとも密かに思っている。
学校絡みの夢が多いが特に学校生活に憧れているわけでもなく、ただ単に「学校絡みじゃないと登場人物が少ない」という寝ているくせにやけに冷静な判断で創作されているのが原因らしく、学校じゃない夢は基本的に登場人物が殆どいないし、逆に誰なのかわからない人が知らない人だらけの街で生活している夢を外部から見るというメタフィクションっぽい夢も見る。
で、何で夢が全部楽しいのかということも考えてみたが、「全部ネタとして消化しきれてるなー俺」感が全面に押し出されてるからなんじゃないかと。
何でも笑い話にすれば不幸感が和らぐというある意味現実逃避ではあるが、それが見る夢見る夢に適用されてるから悪夢っぽさがなくなってるんじゃね的な。
そう考えると今の現実も全部夢だったらいいのになみたいな現実逃避を考えたりしているが、それをネタに消化するのがこういうブログだったりtwitterだったりするんだろうな。
ということは、ブログを鬼のように更新している人間はつらいことも多いってことなので、これからはそういう目で見ていこうと思います。
逆に悪夢を見たとか言ってる奴は実生活でつらいことをネタに消化する訓練をしていないのでむしろリア充なので爆発する悪夢でも見てればいいと思います。
オチはありません。