「ディープ・ブルー」を観た

観終わってすぐ「ディープ・ブルー クソ女」で検索したぐらいクソ女すぎてすごかった。
多分今まで観た映画の中で一番のクソ女だと思う。
お前のせいで何人死んでるんだと不快感を増大させておいてからの単独行動で「さっさと死ねやクソ女」と思わせるあたり、ヘイト稼ぎとしては天下一品のキャラクターだな。
ラストでちょっといいやつかなと思わせようとしてるフシがあるけど、まあ焼け石に水だよね。


つか設定もガバガバだし現場猫が失神するくらいの現場環境だし、よく今まで誰も死ななかったなみたいな気持ちになったよ。
避難経路の整備されてなさがすごすぎる。
半分以上労災なんじゃねえの、死んだ人々。
そんな環境なのになぜか誰も全然感電しないぐらい電気設備がしっかりしてて、予算配分どうなっとるんやと思いましたね。
まああのクソ女が決めてたと考えれば納得できるけども。
それでいて都合のいいときには感電するんだよな、ご都合主義はやめろ。


それよりあのコックだよ、コック。
遺言残し始めた時は「こんなに頑張ってるいいやつがあのクソ女のせいで死ぬなんて」と思って悲しくなっちゃったよ。
まあ残したのはオムレツの作り方だったけど。
そうやって陽気な黒人はだいたい死ぬよねみたいな空気をこれでもかと作っておいて、先にそっちが死ぬのかよみたいな。
冒頭の陽キャカップルもそうだけど、お約束を期待させておいてそれを外すのが狙いなのかな。
ちょっとそういう展開が多すぎて辟易したけど、ラストが完全に誰もが納得の結末でそのへんの不満も解消された感じ。
なんか試写会が不評過ぎて編集でラストが改変されてるらしいね、英断だと思います。


とまあネタバレしてなくてもなんかうっすらネタバレしてるような感じの書き方になったけど、20年前の作品だから許して。


2/100


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