「ウインド・リバー」を観た

全編悲しみに包まれた映画だった。
普通こういう映画だと多少の怒りや憤り、興奮を感じる場面とかがあるんだけど、それを遥かに上回る悲しみがあった。
最後も悲しみのまま終わっていくんだけど、なんかこうお涙頂戴って感じの悲しみじゃないのね。
ただ悲嘆に暮れるわけではなく、だけど逃れられない悲しみとともに生きていく。
そういう人生も当然あるんだよな。望む望まぬに関わらず。
それはこの映画の根底のテーマとしてあるネイティブアメリカンという存在にも言えることなんだけど、日本人目線だと「わかった気」にしかならないんだろうな。
なんというか、いたずらに感情が揺さぶられるのではなく、じんわりと何かが心に覆いかぶさってくる映画だったと思いますね。


つか女性FBI役のエリザベス・オルセンって「フルハウス」のミシェル役のアシュレー・オルセン、メアリー=ケイト・オルセンの妹なんだな。
ミシェルが双子だったことも今知りました。何も知らない。


8/100


ウインド・リバー(字幕版)

ウインド・リバー(字幕版)

  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: Prime Video