「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観た

映画100本観ると言っておいて2ヶ月観てませんでした。
やる気あるのか!
やる気とは?
ということで映画慣らしのために時間短いのを観た。


なんか社会のいろいろに疲れた人々が号泣放題みたいな話を聞いてたので「どれどれ、お手並み拝見といったところか」みたいな気持ちでいたのは否めないけど、そのせいか最初のうちは「あー、こういう感じね」みたいに冷めた気分だったのよ。
その空気のまま終わりの方まで来たのでちょっと拍子抜けしてたんだけど、最後の15分でやられましたね。
「あー、ここに着地すんの」みたいな気持ちにさせておいて「違いますー」みたいな。
正直ズルいよ、あれは。


登場人物? が全員優しいってのも知ってたんだけど、いや全員優しいってそりゃ言い過ぎだろとか思ってたのよ。
全員優しいの。マジで。
しかも登場人物の行動が全部噛み合ってるんだよね、捨て役がない。
話も全部つながってるし、脚本の勝利だと思いますよ。


たださすがに号泣はしなかったな。
感情の振れ幅が上の方で固定されちゃってるから、涙腺を刺激するにはもうちょっと下の方への衝撃が必要だった気がする。
その下方向への衝撃がこの作品に必要だったかと言われればそうではないのでこれはこれで正しいんだと思うし、そもそも号泣しなければダメだってこともないしな。
ハマっちゃう人にはパワーすごいんだろうけどね。


1時間ちょっとで観られるし肩肘張らずに観られるいい作品だと思いますよ。
きっと大人も子供もおねーさんも40過ぎのおっさんも満足できるいい作品です。


11/100


映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: Prime Video