俺とゲーム 8.超絶倫人ベラボーマン(ナムコ 1988)

「ワシが爆田博士じゃ」からの「ベラボー参上!」のボイスコンボが今でも脳内のメモリの一部分を占めているベラボーマン。
ボタンを強くぶっ叩けば攻撃は強くジャンプも大きくなるというシステムで筐体の寿命を縮めまくった罪深きゲームだ。
実際はぶっ叩かなくても強攻撃は出せたのだが、ゲーム内でぶっ叩けと言っている以上みんな当然のようにぶっ叩くわな。


このゲーム、前年に出てハマりまくった銀河任侠伝(ジャレコ)というゲームにどことなく空気が似ており(銀河任侠伝のほうが異常性が格段に高いが)、それまでにあったゲームの概念を無視したシュールな世界観が結構好きだった。
わや姫、ピストル大名、ベンジャミン大久保彦左衛門とアクの強い敵ばかりで、ライバルであるはずのブラックベラボーマンがまともなキャラに見えてくる。
わや姫は後日別のゲームにオブジェとしてベラボーマンとともに登場するほどの人気だし、ピストル大名にいたってはスピンオフのゲームの主人公になり、ピストル大名のパチンコまで登場する始末。
CRフィーバーピストル大名(SANKYO):パチンコ図鑑:777@nifty
ブラックベラボーマンの立場がないが、実際黒いだけなので特に印象に残るキャラでもない。


さて、このゲームには福引男というキャラが出てくる。
ゲーム内のアイテムを一定数集めると体力回復アイテムのおにぎりをくれたりする。
しかしながらその時のセリフが「おにぎりくわんかい」という完全に上から目線の口調になっている。
見た目もやじろべえに福引器をくっつけたような割とふざけた感じなので、初見だとちょっとイラッとする。
しかもこの福引男、殴ると関西弁でいろんなことを言う。
そりゃ殴りますわな、殴れるんだから。
その結果どうなるか。


そのプレイ中、一切のアイテムを出さなくなる。


その面だけではなく、ゲームオーバーになるまで一切のアイテムを出さない。
本部を壊したら即終了のタンクバタリアンよりは幾分マシだが、それでも相当きつくなるのは間違いない。
さて、このゲームが世に出たのはちょうど俺が中学生になった頃。
駄菓子屋に置いてあるゲームを友人などと一緒にプレイすることが多くなった時期でもある。
そんな環境の中、ベラボーマン初見プレイの友人がいた。
難なく1面をクリア、そこに現れる福引男。
中学生男子がそのシチュエーションでやることはただ1つ。


「こいつ、8発殴ると倒せるぜ」


以後暫くの間、学校の教室内に険悪な空気が流れたという。



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