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俺とゲーム 11.ザ・ビッグプロレスリング(データイースト 1983)

俺とゲーム

プロレスを好きになったきっかけは何だったろうか。
記憶に残る一番古いプロレスの記憶は、テレビ東京系列で放送されていた「世界のプロレス」だ。
海外のプロレスを紹介する番組なのだが、この番組で初めて見たあるタッグチームに心動かされたのがプロレス好きになった原因なんだろう。
そのタッグチームは圧倒的な力で対戦相手をねじ伏せ、殆どの試合を数分、あるいは数十秒で終わらせるという今までのプロレスにはないレスラーとして大人気を博した。
その後満を持して来日し、日本プロレス界でも大成功を収めた。
彼らの名前はザ・ロード・ウォリアーズ。
今もなお伝説として語り継がれるタッグチームである。


そんな彼らを見てプロレスにハマり、新日、全日のゴールデンタイムの中継を見て、インディー団体のビデオをレンタルし、CSでプロレス中継を見続けた結果、最終的に落ち着いたのがドラゴンゲートというロード・ウォリアーズとは正反対のファイトスタイルの団体というのも面白い話ではあるが、プロレスファンなんてみんなそんなもんである。


そんなプロレス好き少年だった私はもちろんゲームもやりまくった。
ファイプロで勝手に団体抗争を勃発させたり、プロレス名場面を自分の実況で再現したり、自分の分身を創りだして団体内でストーリーに絡ませていた。
もちろんファイプロ以外のゲームもプレイしていた。
キン肉マンマッスルタッグマッチブロッケンJrウォーズマンではなくキン肉マンを使い正統派レスリングを標榜したり、任天堂のプロレスでスターマンハメをやって喧嘩になったり、闘魂烈伝でライガーの浴びせ蹴りを連発したり。
他にも全日のゲームとかも買った。フィーチャリングバーチャとか。
あ、ランブルローズも。


もちろんアーケードでもやった。
チャンピオンレスラー、リングの王者、アッポー、変わったところではマッスルボマーやキングオブモンスターズも。
そんなアーケードプロレスゲーの中で一番プレイしたのは、今回のタイトルになっているザ・ビッグプロレスリングだった。
さっきコンシューマーゲームの名前を出した時にわざと名前を出さなかったゲームがある。
タッグチームプロレスリングだ。
1986年のゲームなのだが、すでに多彩な技を自分で選んで出せるというシステムを搭載していたゲームなのだが、そのゲームのオリジナル版がこのザ・ビッグプロレスリングである。
タッグチームプロレスリングは相手をパンチして動きを止めた直後の数秒で技を決めるのだが、ザ・ビッグプロレスリングは組むタイミングによって技がかけられるか否かの判定が行われていた。
真正面から突っ込んで組むとほぼ負けるのだが、組む直前で離れたりする動き(説明しづらいので動画を見てほしい)をするとちゃんと組めるので、そこで技を選択して決める。
もちろん最初から大技をかけたら決まらないし、相手レスラーによってもかけられる技が違う(はず)ので、ある程度の戦略性も求められていた。


これをまあジャスコのゲームコーナーで買い物に行くたびにやってた。ひたすら。
それで負けると次のプレイ(何週間か後)まで延々とイメージトレーニングを繰り返したりしていた。
タッグチームプロレスリングが出た時は嬉しかったが、パンチで技を決めたいんじゃない、レバガチャで上手く組んでからのコブラツイストがかけたいんだ! みたいな思いが強くなってそれほど熱中はしなかったな。
最近はちゃんとしたプロレスゲームが出てきてないが、なんとかもう1度だけ、毎日イメトレできるようなゲームが出てきてほしいものである。