「チャッピー」を観た

AIの人が話題になってたので(嘘)。


いやー、シンギュラリティってこんな感じなのかなって映画でしたね。
というかたぶんこれシンギュラリティの範疇に収まってないんじゃないかな、あまり詳しくないのでなんとも言えんけど。
AIが心を持つという話は結構ありがちではあるんだけど、チャッピーみたいな心の持ち方、というか作られ方の作品は初めて見た。
探せば普通にあるんだろうけど、こういうのって作品では省かれがちなんじゃないのかな。
この映画でも省かれてたしね、どうやって学習してるのかとかは。


つか小悪党3人衆がまさか後半であんなかっこよくなるとは思わなかったわ。
特にニンジャとヨーランディ。
この2人、Die Antwoordというラップグループのメンバーだそうで、だからあんな独特の風貌してたんだな。
ダイ・アントワード - Wikipedia
演技もよかったし、才能ってのはたくさん人に宿るもんですなあ。
個人的にはアメリカ映画にありがちな「戦いに赴くメンバーが並んでスローモーションでこちらに歩いてくるやつ」があってよかったです。
俺あれ好きなんだよな、「ゾンビーワールドへようこそ」のときも同じこと言ってた気がするけど。


まあ設定的にはいろいろ雑な部分もあるんだけど、そんなこと言いだしたらきりがないわな。
そこに固執する悪いオタクには不評みたいだけど、俺は悪いオタクじゃないので面白けりゃいいんだよという気分です。
設定がリアルじゃないとか言い出したら終わりじゃん、映画観る意味なくね?
死生観とか倫理についても考えさせられる場所はあったんだけど、悪いオタクはそれが設定の破綻みたいに思っているようでレビューとかあまり見るもんじゃねえなと思った。
☆1レビューは見てはいけません!


あと、なんか最近観た映画に出てきた人が多かった。
チャッピーのモーションキャプチャーやってたのは「ハードコア」にジミー役で出演してたシャールト・コプリーだし、「宇宙人ポール」や「キャビン」に出てたシガニー・ウィーバーは出てくるし、昨日観た「イコライザー」と同じくPCがVAIOだし。
いや最後のはソニーピクチャーズだから。
あ、ディオン役のデーヴ・パテールは「スラムドッグ$ミリオネア」の主人公の人なのね。
そういうみんな観ている映画を観てないから話についていけないんですよ。
悪いオタクに怒られそう。


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