「フューリー」を観た

「悲しいけどこれ戦争なのよね」って言葉があるじゃないですか、あれですね、あれ。
いやガンダム観てないからどういう文脈で使われてるのかは知らないんだけど、言葉だけで言ったらぴったり。
最初から最後までずっと悲壮感が漂ってて、ちょっと楽しそうな描写があってもそれは変わらない。
むしろその描写すら悲壮感の一部というか。
その流れで行くと当然待っているのは……ってことだし、実際そうなっちゃうんだよね。
そういう空気の作り方みたいなのがちゃんとしててよかった。


これが邦画だったらなんか途中でなんかいい話持ってきちゃって、なんか希望とか期待とかそういうのを見せちゃってたんだろうな。
人が死ぬときもなんかいいこと言いながらゆっくりと死んでいくみたいな演出で。
実際の戦争にそんなのないでしょ、人は簡単に死んでしまう生き物ですよ。


あと「これゲームだったら楽しそうだなー」という気持ちと「これ現実だったらきついだろうなー」という気持ちを同時に持ちながら観てた。
どっちかに偏るといろいろアレなのでその辺のバランスを保ちながら生きています。
特に人生に寄与するものはないけど。


あ、レビューはミリオタ激怒みたいな感じでした。
厄介そうなジャンルだもんな、ミリタリー。


4/100