「ジャーヘッド」を観た

なんていうかアメリカナイズされたドキュメンタリーみたいだなと思ったら実際の海兵隊員の手記が原作だった。
そりゃドキュメンタリーだわ。
ドンパチしない戦争映画は嫌いではないけど、ちょっとアメリカナイズされすぎていてノリについていけなかったところもある。
騒ぎ方が肉食ってる国のやつだもん、完全に。
日本の映画みたいにお涙頂戴があるわけでもないしな。


つまんねって言うほどでもないけど、めっちゃおもろいわみんな絶対観たほうがいい、せーのっジャーヘッド、サイコー! とは絶対ならない映画だね。
ドキュメンタリーチックだからそうなるのは当然なんだけども。
もっとドン底まで悲惨さを描いてるとかだったら評価が上下に揺れるんだろうけど、悲惨さも爽快さもはじけっぷりも空虚さもすべて程々なので5点満点なら3、10点満点なら5というのが妥当な評価だと思う。
でも何がいい何が悪いっていうのもないんだよな、こういう映画だっていう芯はちゃんとあったわけだし。
戦争ってこういうもんだよなって消化するのもなんか違うと思うし、やっぱりアメリカに向けたドキュメンタリー風映画なんじゃないのかしら。


とりあえず観てくれって言うわけにもいかないし難しいね。
派手なことが何も起きなくても我慢できる人なら大丈夫だと思う。
俺はそこそこ大丈夫でした。